「クッキーに同意しますか?」の対処、そろそろ設定しないとマズイかも
大手企業やメディアサイトでよく見る「Cookie同意」のポップアップですが、こちらに関する法改正の施行が6月よりはじまります。
アクセス解析、インターネット広告を使用しているサイトは、Cookieを使用し個人を識別しているため、追っかけ広告や、アクセス解析ができるようになっています。しかしながら、実際は知らない間に識別されている状態が多く、利用者に同意を取って情報収集をしましょうという流れです。
今までは、この同意確認は任意でした。しかし、6月より一部のサイトにおいては必須の対処となりますので、このブログで概要について記載します。
対象となるWEBサイトの種類
すべてのWEBサイトが対象ではなく、以下のようなWEBサイトを通して、利用者が互いにコミュニケーションを取れるサービスが該当します。また、そのようなサイト以外でも4つ目の条件でいうとオウンドメディアも対象となります。
- メールサービス、ダイレクトメッセージサービス、ウェブ会議システムなど
- SNS、電子掲示板、動画共有サービス、オンラインショッピングモール、シェアリングサービス、マッチングサービスなど
- オンライン検索サービス
- 不特定の利用者の求めに応じて情報を送信し、情報の閲覧に供する、各種情報のオンライン提供サービス
企業のサイトでブログ機能を設けたり、コンテンツマーケティングを行っているサイトもオウンドメディアと取られることができると思います。ただし、自社の内容しか含まれないコンテンツを発信している場合は対象外となります。ここは記事を書いているなかで、必ずしも自社に限ったコンテンツにならないと思いますので、ブログも対象と考えたほうがよいでしょう。
また、以下のようなケースも対象となりますので、ブログも対象と考えるほうがよいと思われます。
- 個人が個人事業主として利益を上げる目的で、広告やアフィリエイトプログラムなどを利用し、各種情報提供サイトなどを運営する場合
具体的な対策は
- 一つ目は、「公表」であり、プライバシーポリシーページでCookieを使用し、ユーザの情報収集を行っていることを公表します。
- 2つ目は、「通知」であり、ポップアップで同意、非同意を選択させます。
- 3つ目は、「オプトアウト」であり、Cookieによる情報収集を行わないように設定する方法を提示します。
- 4つ目は、「同意」であり、「通知」の際にユーザにアクションさせる必要があります。
やや面倒ではありますが、個人情報保護を重要視する流れで、あらゆるWEBサイトがこの流れに乗る方が、安全ですので実施したほうがいいです。これによる弊害として、Google Analyticsでページビューのカウントが減るなどアクセス数やデータの現象が考えられますのでそのようなことも視野に入れる必要があります。