【初心者向け】サーバーとドメインって何?お金がかかるの?サーバ・ドメインに関してカンタン解説
Webサイトを初めて運営する方からいただく、よくある質問「サーバ・ドメイン」のお話です
この記事では、ウェブサイトを運営する人なら必ず知っておかなければならない「サーバー」と「ドメイン」という言葉について、わかりやすく説明します。
- 「サーバ」、「ドメイン」のいずれも初めて聞いた!・・・という方
- なんとなく聞いたことあるけど。実は・・・という方
- 知ってるけど、人には説明できないかも・・・という方
そんな方に、是非おすすめの記事です。
この記事を読み終えると、「サーバー」と「ドメイン」の基本的な意味や重要性について、十分に理解することができるでしょう。
サーバとは
サーバはWEBサイトを運営する上で必要な「場所(敷地)」と考えるとイメージしやすかもしれません。家と同じで、WEBサイトも立てる場所が必要です。
サーバの実態としては、処理能力が高い大きなパソコンのようなものです。パソコンは個人向け(パーソナル)なのでパソコンといいますが、WEBサイトが乗るサーバは、一つのWEBサイトだけでなく、何十個ものWEBサイトが乗っているコンピューターになります。そのためパソコンではなく、「サーバ」と呼ばれる、処理能力が高いパソコンというイメージを持ってもらえればよいかと思います。
「敷地」と例えているだけあって、無料でその敷地を手に入れるわけではありません。レンタル型や買い取り型やいろいろ利用形態があります。ただ、アメブロのように無料で利用できるタイプのWEBサイトもありますが、その場合はサイト内に自動的に広告が表示されることで、利用者は料金を払わずに運営側が別の手段で課金を行っています。
ドメインとは
サーバが敷地なら、ドメインは「住所」を意味します。サーバ(敷地)を買っても(借りても)住所がなければ、どこかわかりません。そのためサーバを調達するだけではWEBサイトを公開することはできず、ドメイン(住所)も調達が必要です。
ドメインの例として
富士通なら fujitsu.com
NECなら nec.com
といった、見ただけであーあの会社ねとわかるような文字が望ましいです。
グローバルに展開している企業は.com、日本を中心にビジネスを行っている企業は.jpやco.jpなどそれぞれ、現実世界のどの地域で事業をしているかもドメインは関係しています。
サーバの調達の仕方
サーバの調達の仕方は2つあります。買うか、借りるかです。購入の場合はAmazonといったオンラインサイト・メーカーのECサイトから買うことができます。また、企業の場合はITベンダー企業の営業が提案に来ると思いますのでそのようにベンダーに声がけするのが良いと思います。
ただし、買うというのは具体的には、オフィスの片隅に置く場所が必要です。また、インターネットから会社内のそのサーバにアクセスできるような状況を作る必要があります。よほどの理由がない限り、Webサイトを公開するためにサーバを買うということはありえませんので、「買う」という選択肢は考える必要はありません。
まれに、社内でしか使わずインターネットに後悔しない、検索に引かからないようにするといった場合は、サーバを買って社内に置くケースもあるかと思います。
Webサイトを公開するときは「借りる」のが主流です。買う場合は、ピンキリですが50万~100万はかかります。それに比べ、「借りる」場合は、月あたり1000円程度から借りることができて手続きも簡単です。
「借りる」タイプのサーバサービスを「レンタルサーバ」と呼びます。レンタルサーバは単にサーバを借りるだけではなく、ある程度のセキュリティ対策やメンテナンスなど車のサブスクと同じで、いろいろなものが追加でセットになっていますので、初心者でも安心して利用ができます。代表的なレンタルサーバサービスは以下のとおりです。
- さくらインターネット
- Xserver
- ロリポップ
- CPI
ドメインの利用について
前述の通り、ドメインは「住所」と考えます。それを取得するには「利用料」を払う形式になります。買い取りではなく利用している間、一定の金額を払い続けることになります。考え方には電話番号に近いイメージです。電話番号は維持するだけで一定の金額を払い続けることになりますのでそれと同じ理屈です。
また、フリーダイアルは0120、携帯電話は090、PHSは070(もうないですけど・・・)といたようにxxxxx.com、xxxxx.jp、xxxxx.net のようにドメインも最後のドット(.)の後ろがパターン化しており、それにより値段がかわります。
電話の場合、総務省が免許を発行した会社に対して運営権を与えると思いますが、ドメインも同じです。ドメインの場合は日本レジストリサービスという会社が元締めとなり、販売代理店のような会社を通して、購入することができます。
主にレンタルサーバ会社が同時にドメインも販売していますので、レンタルサーバ会社=ドメイン販売会社と考えても問題ありません。
ドメインは単なる住所として考えることもできますが、実態としては住所以上に価値があるモノとして扱われます。例えば以下のようにドメイン自体に価値が生まれます。
・利用年数
ドメインの利用年数が長いほど、SEOに有利です(検索結果の順位で上に来やすい)
・わかりやすい表記
pay.jpやlove.jpなど、ブランド名やサービス名に直結する文字列のほうが見る側からするとわかりやすいため、文字列が短く端的に表されている文字列が人気になり、ドメインの売り買いが行われます。
ドメイン・サーバ選びの注意点
実際にWEBサイトを公開するにあたって、サーバ選び・ドメイン選びで気おつけたいポイントを記載します。
・メールで使うことも意識しよう
サーバを借りる場合は、同時にメールを利用することが多いです。そのため、WEBサイトだけではなくてメールも利用できるか確認しておきましょう。
・何個サイトを載せるかを意識しよう
ドメインやWEBサイトをたくさんつくる可能性がある場合、何個のサイトをのせることができるか確認しましょう。Lolipopで安いプランの場合、MySQLというWEBサイトを構成するパーツの利用数が少なくサイトを何個も作れない場合があります。
・誰にサイトを作ってもらうかを意識しよう
WEBサイトを作る業者によって得意なレンタルサーバやドメイン管理サービスに違いがある場合があります。WEBサイト制作業者さんが用意してくれるサーバやドメインを借りることもできますので、その場合は調達の作業が少なくて済みます。
GLICでは、WEBサイトを作成する場合、お客様名義で代行してレンタルサーバ・ドメインを調達し、お客様で直接支払いを行っていただくパターンや、弊社で運用代行するパターンの両方に対応しております。是非、レンタルサーバ・ドメイン運用でご不明な点がありましたら、ご相談いただけると幸いです。