SEO対策、変わる常識!昔と今の違いとは?

そもそもSEO対策って何?

SEO対策は、自分のウェブサイトやコンテンツを検索エンジン(googleやyahooなど)で上位に表示させるための作業のことです。
検索エンジンには、キーワードやページ速度、リンクの数などを判断基準に、ウェブサイトやコンテンツの表示順位を決定するアルゴリズムがあります。SEO対策を行うことで、検索エンジン上で上位に表示されやすくなり、より多くのユーザーにアクセスしてもらうことができます。

昔の常識

キーワード密度が高いページが上位に表示された

昔は、キーワード密度が高いページが上位に表示されると考えられていました。
つまり、ページ内にキーワードを多く使うことで上位表示を狙うということです。
しかし、この手法は過剰なキーワードの使用により、読みにくく内容が不自然になるため、現在では逆にペナルティを受ける可能性があります。

メタキーワードやメタディスクリプションが重要であった

メタキーワードやメタディスクリプションとは、Webサイトの情報を記載するタグのことで、メタタグと呼ばれることが多いです。
メタタグを記述することで、「このWebサイトではどんな情報が記載されているのか」という内容を検索エンジンやブラウザに伝えることができます。
昔は、検索エンジンはメタタグを重視していました。
しかし、今では検索エンジンが自動的にページの内容を解析し、ページのタイトルや概要を表示するため、メタタグがSEOに与える影響は限定的となっています。

外部リンク数が多いサイトが上位に表示された

昔は、外部からのリンク数が多いサイトが上位に表示されると考えられていました。
しかし、今では、外部リンクの質が重視されるため、質の低いリンクを大量に集めることはSEOに悪影響を与えることがあります。またリンクを自分で作成するなど、不正な手法は逆にペナルティを受けることがあります。

リンクファームなどの不正な手法が横行していた

昔は、リンクファームや隠しテキストなど、不正な手法が横行していました。
リンクファームとは、SEO対策を目的として人為的に大量のWebページ同士で相互にリンクをすることです。
隠しテキストとは、主にCSSでWebページ内の文章や単語(一部の語句)などを制御してユーザーに見えないように設置するテキストのことです。

これらの手法は、短期間で上位表示を狙うことができましたが、現在では検索エンジンのアルゴリズムの改善により、不正な手法は通用しなくなっています。
また、ペナルティを受けると、検索エンジンからのランキングの低下や検索結果から除外されることがあり、ウェブサイトへのアクセス数が大幅に低下することがあります。
ペナルティを受けた場合は、不正な手法を修正し、検索エンジンに対して再度申請することが必要になります。

今の常識

コンテンツの品質が重要である

現在は、コンテンツの品質が最も重視されます。良質なコンテンツは、ユーザーにとって価値があり、共有されたり、リンクされたりすることで、自然な形でSEO効果を生み出すことができます。
主に以下の項目をおさえることで、良質なコンテンツとして評価されやすくなります。
・使い方ガイドやQ&Aの形式をとり、ユーザーの疑問を解消するコンテンツを作成する。
・イベントレポートや関連コンテンツTOP10の形式をとり、経験や知識をもとにしたオリジナルの内容を盛り込む。

ユーザビリティが高いサイトが上位に表示される

ユーザビリティとは、ユーザーにとっての使いやすさのことです。
ユーザーがサイトを使いやすいと感じるかどうかという点が、現在のSEO対策において非常に重要となっています。
検索エンジンは、ユーザーが利用しやすいサイトを重視し、サイトの速度やレスポンシブデザイン、読みやすさなど、ユーザビリティに関する要素を評価しています。
たとえば、見出しや箇条書きを使い適切なレイアウトで構成し、要所でポイントになる色を使って読みやすさを高めると、ユーザビリティの高いコンテンツになるでしょう。

モバイルフレンドリーなサイトが重視される

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンやタブレット用に表示を最適化して、モバイル端末でWebサイトを閲覧しやすくすることです。
近年、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からのアクセスが増加しており、モバイルフレンドリーなサイトが重視されるようになっています。
モバイルフレンドリーなサイトは、ユーザーのデバイス(パソコン、タブレット、モバイルなど)に関係なく、画面サイズに応じて表示を変える「レスポンシブデザイン」とよばれる設計がされており、ユーザーが利用しやすいという点が評価されます。

内部リンク構造が重要である

内部リンク構造とは、自社のウェブサイト内のページ間をリンクでつなぐ構造のことです。
たとえば、TOPページからお知らせページに遷移するためのリンク、お知らせAからお知らせBに遷移できるリンクのことを指します。
内部リンク構造が整備されているサイトは、ユーザーがサイト内の情報を見つけやすくなります。検索エンジンもサイトの構造を正確に理解することができ、ページの評価を行いやすくなります。

ソーシャルシグナルがSEOに影響を与える

ソーシャルシグナルとは、ソーシャルメディア上でのシェアやいいねなどの反応のことです。
ソーシャルメディア上でシェアされることで、実質的にリンクのような機能を果たします。シェアから閲覧者が流入することで、Webページのランキング向上につながることがあります。
シェアやいいねを受けることで、そのページは信頼性が高い情報源であるという印象を与えることにもつながります。
ただし、ツールを使って不正にシェアやいいねを獲得するなど、ソーシャルシグナルを意図的に操作することでペナルティを受ける場合があります。

SEOの常識は常に変化する

SEOの常識は常に変化していきます。最新の情報にアップデートしながら、適切なSEO対策をしていきましょう!